2016-03-28

八大神社剣鉾練習会

 昨夜、八大神社の剣鉾練習会に参加させていただきました。
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 剣鉾、というのは、京都でお祭の先導をつとめる祭具です。
 鉾というと祇園祭を連想しますが、剣鉾はまた別のもの。
 最近は担い手が少なくなってきたため、祭りの先導をつとめるのはやめて、展示のみになってきたお祭も多いです。
 剣鉾文化の衰退を食い止めようと、京都では現存する四箇所の剣鉾を無形民俗文化財として登録し、保護につとめておられます。

 今回お邪魔したのは、そのうちのひとつ。
 左京区一乗寺にある八大神社です。
 すぐ傍には詩仙堂や狸山不動尊など、社寺が多いエリアですね。

 冬の間は練習もお休みだったので、昨日が今年初めての練習。
 蔵から剣鉾の部品が持ち出され、組み立てられていくのを見せていただきました。
 赤い紐を使ってしっかりと組み立てられたら、腰に結んだ縄に引っ掛けて持ち上げます。
 その重量、25キロ以上。
 かなり重いものですね~

 なので、お祭では剣差しさんたちは男性ばかりです(^-^;
 私が参加させてもらえるのも、練習体験だけ、、、残念。

 剣鉾をまっすぐに立て、剣差しさんが歩くと、薄く作られた先端が弧を描くようにしなります。
 あんなにしならせるものなのですね、と言うと、あのしなりで前に進む歩幅が決まるねん、と。なるほど。
 その一歩一歩ごとに、結わえられた鉦が鉾に当たり、澄んだ音を鳴らしていました。
 祭礼では、この音としなりで空間を清め、お神輿が神聖な中を通れるようにしているそうです。

 小雨の降る中、大きく張られた枝の下で一人ひとりが剣鉾を担ぎ、少し行き来した後は、ステップの練習。
 右足を出して、膝を曲げて、左足で大地を蹴って。
 このリズムが鈴の音を産み出しているのですね。
 一列に並んで、境内を何周もされていたので、私も最後尾につかせていただいて一緒に回りました。

 雨でなければ、もっと剣鉾を担いでたくさん歩き回るらしいのですが、今日はこれだけ。
 皆さん、担ぐのも久しぶりですからね。
 私は今回は剣鉾には触らず。
 練習に通ったら、いつかは担がせてもらえるかな?

 ちなみに練習は月に二回、日曜日の夜。
 祭礼の前は毎日あるそうです。
 現在、若手の剣差し募集中とのことです。
 今後も左京区に住めるようなら、通い続けたいと思いました。

 今回はライトの調子も悪く、なかば暗がりの中の練習だったため、剣鉾の写真はなし。
 動画と、お堂の写真だけ撮らせていただきました。
 動画って言っても暗くて、鐘の音しかわからないんですけどね。

 神社の近辺に住んでいる人は、
 鐘の音が聞こえてきたら、ああもう春だな、とか、
 毎日聞こえるようになったら初夏も近いな、とか
 思ったりするのかな。
 こういう継承って素敵ですね。
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